環境別システム構築

タイプ別の環境試験室

オーダーメイドの環境作りを提案

ともすると必要のない機能までいろいろついて、どうしても高価になるのが環境試験室の実体です。
そこで私どもは必要条件に最も適したシステムをオーダーメイドの環境作りでご提案いたします。
温度と湿度の関係を表にしました。ABCDはその温湿度範囲で最も適しているシステムです。詳細を各イラストにしました。Fは通常使用しない範囲ですが、その都度必要なシステムを設計いたします。下表は温度のみ、湿度なしの時の表です。
(※A1は常温減温度のみ、D2は高温パネル湿度有)

温湿度範囲表
A.温湿度制御タイプ

直膨システムと呼ばれる独立温度湿度制御システムです。
通年稼動する冷凍機による冷却・除湿により低温・低湿状態を作り出し、ヒーターによる再加熱と加湿器による再加湿でバランスを保ち、幅広い温湿度条件をオーダーメイドにより製作いたします。

A.温湿度制御タイプ
B.冷却コイル二系列タイプ

低温域や低湿域では、必ず冷却コイルへの着霜が発生し、デフロスト(霜取り)が必要となります。このデフロスト時の温湿度の乱れを最小限に抑えるのがこの方式です。
冷却コイルを二系列装備しデフロスト時に切り替えて、安定した連続運転を保ちます。

B.冷却コイル二系列タイプ
C.除湿器付低温低湿タイプ

冷凍機の除湿による低湿域には限界があります。そこでそれ以下の低湿域が必要な場合は、再生ヒーターにより自動再生する、シリカゲルローターを持つ除湿器を複合させます。
除湿器の容量により超低湿状態をも作り出せます。

C.除湿器付低温低湿タイプ
D.エージングルーム

一般的には高温環境下による実働負荷試験で初期不良を誘発し、市場に出回る不良品の減少を図ります。高温条件なのでヒーターとファンを主体とした最もシンプルな構造です。
電気代の掛からない省エネタイプの二位置制御から、PID制御による±0.1℃の高精度制御までご要望にお答えいたします。

D.エージングルーム
E.低温試験室

大型冷蔵庫と同じような構造で専用の空調機を置かず、天吊りのユニットクラーのみで条件をクリア致します。
ローコストかつ省スペースで作る事が可能です。

E.低温試験室